VDR(バーチャルデータルーム)
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バーチャルデータルーム(VDR:Virtual Data Room)とは、社内外関係者間の機密情報を安全かつ効率的に保存共有することを目的に設計された、クラウド等の仮想デジタル空間のことをいいます。
VDRは、アクセス権限や閲覧履歴の厳格な管理を行うことができ、機密情報の漏洩リスクを最小化しつつデータファイルを共有できるため、デューデリジェンス(Due Diligence) の管理やポストディール(分離/統合プロセス)管理等を目的に M&A ディールに導入されます。
VDRの特徴
VDRは 入札方式(オークション方式) のM&A案件と相性が良く、買収対象に係る膨大な機密情報が取得されるDDプロセスでVDRを活用することで、多数の買主候補が同時にDDを実施することができます。
また、閲覧権限の付与や情報の印刷制限、透かしの印字等、利用者に応じて詳細なセキュリティ設定が可能で、開示先、開示資料、開示レベルの管理が可能です。
売主は閲覧履歴を基に個々の買主がどの様な情報を重視しているかを把握できるため、買主からの質問に先立ち当該情報を集中的に収集することができ、また、売却交渉に活かすこともできます。