プロセスレター(Process Letter)

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(↑動画解説はこちら)

 プロセスレター(Process Letter)とは、M&A取引プロセスの初期段階に買主候補に交付される取引資料の一種で、 M&A の検討に係る手順やスケジュールの明示を主目的とした取引の説明書をいい、他にも、売主の希望、取引の前提条件、意向表明書(LOI)の期限や記載内容等が記載されます。

 

 一般に売主側によるディールコントロールを適切に維持する仕組みが必要とされる入札方式のM&A案件において利用され、当該入札案件に係る売却戦略に応じて、売主側のFA(フィナンシャルアドバイザー)が考案・作成します。

カバーレター(前文)

 一般に、カバーレターでは、以下の内容が記載されます。

  • プロセスレターの目的(例:第一次入札の案内)
  • 売主FAの紹介、接触方法の明確化(例:連絡は必ず売主側FA経由)
  • 売主に買主候補を選別し決定する権利があること
  • 売主は検討プロセスの変更を自由に実施できること
  • 売主が検討の中断、停止による責任を負わないこと etc.

本文

 一般に、本文では、以下の内容が記載されます。

  • 売却検討に係る背景や目的
  • M&A取引プロセスの全体スケジュール
  • 取引の前提条件(例:100%株式の取得)
  • LOIの記載要領、提出期限、提出方法
  • 交渉を継続する買主候補の選別方法、時期 etc.

 

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