投下資本(Invested Capital)
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投下資本(Invested Capital)とは、①投資家が企業に投下した資本、②企業が事業に投下した資本、のいずれかを指し示す言葉をいいます。特に、②の様な趣旨で用いられる場合には、「投下資産」とも言われます。
投下資本とリターン
投下資本は、企業に係る調達と運用の関係性(特に、貸借対照表)を考えると理解しやすいかと思います。
投資家から調達した資本はその性質から、自己資本(純資産の部)又は他人資本(負債の部)に貸方に計上されます。そして、事業資産又は非事業資産として、つまり「投下資産」として借方で運用されることになるわけです。
投資家はリターンを得る目的で企業に資本を提供しているため、その運用効率(利益率)である「ROIC(投下資本利益率)」という指標を重視しています。
このROICを如何に把握するかに応じて、その指標の基礎たる投下資本の定義も異なることになります。
①の意で用いられる場合は、「企業活動全体の資本効率」を確認したいという投資家のニーズを汲んだものであり、②の意で用いられる場合は、「事業活動(本業)の資本効率」を確認したいという投資家のニーズを汲んだものになります。