秘密情報

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 秘密情報(機密情報)とは、秘密保持契約(NDA:Non-Disclosure Agreement)により定義された「秘密情報」に該当し、秘密保持契約の締結当事者に対し開示・漏洩の禁止、目的外利用の禁止を課す対象の情報のことをいいます。

 

 一般的にM&A法務では、DD等の過程で開示される対象会社の経営状況や財務状態等に関する大量の情報だけでなく、M&Aの検討や交渉等が行われていること自体が、非常に高い秘密性を有するものと捉えられており、守秘義務に関する配慮は非常に徹底されています。

秘密情報の範囲

 M&Aプロセスにおいて書面・口頭問わず大量の情報がやり取りされるという特徴上、個々の情報が秘密情報であるかを一つ一つ判断する手間や時間をかけれないことが多く、また守秘義務を負ってでも速やかに十分な情報を受領し検討を進めたいとの情報受領者のニーズから、包括的な定義のもと秘密情報を規定した上で、一定の情報を除外することが通常です。

 

 情報開示者から情報受領者が受領した対象会社に関する一切の情報を原則として秘密情報としつつ、①公知の情報、②秘密情報の受領者が既に正当に取得していた情報、③秘密情報の受領者が事後に正当に取得した情報、④秘密情報の開示者が開示を承諾した情報、の4点を例外として除外するということが実務上多いといえます。

 

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