クロスセル(Cross-selling)
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クロスセル(クロスセリング:Cross-selling)とは、ある財やサービスの購買を検討している顧客に対し、別の財やサービスの付随的な購買も併せて促進するマーケティング手法です。M&A取引や業務提携等により、異なる財やサービスを取り扱う複数の企業が、他社の販売チャネルを相互活用し、自社の財やサービスの提供規模や提供範囲の拡大を試みるといったクロスセル戦略は非常に有名です。
クロスセルの具体的手法
クロスセルの重要なKPIとしては、顧客単価や商談獲得数等が挙げられます。M&A取引実施直後は、相手方の財やサービスに関する知識等が不足している状況です。この様な情報格差が改善されなければ、一向に 売上シナジー を享受できません。
検討すべき具体的なPMI作業としては、共同勉強会や合同会議による積極的な情報交換、積極的な戦略人事(営業人材等のトレード・出向や人事評価上のインセンティブ制度導入)等が挙げられます。