予備的デューデリジェンス（プレDD：Preliminary Due Diligence）とは、 М&A や再生等の際、買主候補や出資者が本格的な デューデリジェンス（Due Diligence） （以下、「詳細DD」）に先立ち実施するもので、対象会社・事業を概括的に理解するための事前調査です。

予備的DDの目的は、詳細DD実施に係る意思決定、実施計画の立案に係る主要情報の収集になります。DD対策チームなどは詳細DDには時間的制約・情報的制約があることを考慮し、予備的DDを通じて獲得した情報をもとに詳細DDの範囲やプロセス、重要性を決定することになります。

また、実務上各種DDうちビジネスDD（事業DD）等の一部を詳細DDに先んじて実施し、多額の費用を要する詳細DDを実施するほどの投資価値があり得るかを分析することもあります。