簿外債務
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簿外債務(off-the-books debts)とは、貸借対照表(BS)に計上されていない、オフバランスな債務の総称です。企業価値評価との関連性という観点では、オペレーティングリース取引、売掛債権証券化、未積立の退職給与債務、偶発債務リスク等が、デューデリジェンス(Due Diligence) 時に主要な調査分析対象として取り扱われます。
簿外債務と不正会計
2000年代初頭のエンロン事件や2000年代後半の金融危機を受け、世界中で簿外債務に係る会計基準の見直しが実施され、簿外債務を不正会計に利用されないように日々検討が行われています。
たとえば、オペレーティングリース取引に係る会計処理に関しても、上記の様な国際的なオンバランス化の流れを受け、新リース会計基準導入に向けた議論検討がなされています。