サムオブパーツ評価(Sum of the Parts Analysis)
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サムオブパーツ分析(Sum of the Parts Analysis:SOTP)とは、持株会社やコングロマリット等、複数の事業セグメントを直接的又は間接的に有する企業で用いられる分析手法で、事業や資産の個別価値の合算値が企業価値を形成するとの考えがベースにあります。
サムオブパーツ分析とコングロマリットディスカウント
サムオブパーツ分析により算定された企業価値と比較して、株式市場下の時価総額が低く見積もられる現象をコングロマリットディスカウントと呼びます。
株式市場ではインサイダー情報にアクセスできません。そのため、事業セグメント毎の財務情報やプロジェクションを正確に分離把握できない、各事業セグメントに対応したマルチプル(Comps)が選定できない、等の理由で乖離が発生するといった見解もあります。
一般にアクティビストはサムオブパーツ分析により上記の様なバリューギャップを認識し、会社分割や事業譲渡等でコングロマリットディスカウントを解消させるといった投資戦略をとります。