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業務サービス

株式会社Y:代表取締役 M様

(独占契約型セルサイドM&Aアドバイザリー)※役職は取引日付け

インタビュー05
企業名:
株式会社Y
代表取締役:
M様
設立:
2015年以前
資本金:
非開示
事業内容:
インターネット関連事業
案件内容:
オーナー保有100%株式の株式譲渡(M&Aイグジット)
取引価額:
非開示
Q1 ブルームキャピタルとの接点と経緯についてご教示くださいますか?
A1 具体的な繋がりを持つに至った経緯は、私の友人からの紹介です。お会いした当初はM&Aに対する意思は皆無に等しく、どちらかというと独力での成長を考えていました。最初は友人といる際に、友人が会いに行くといった相手がブルームキャピタルの代表の宮崎さんだったという偶然の経緯で、「売却アドバイザリーの専門家だけどIPOの相談もできるから」ということではじめてお会いしました。結果、将来的に本件の専属的なアドバイザーとしてブルームキャピタルさんに支援していただくことになりました。当初は自身で経営していく道かIPOの道を主軸に考えておりM&Aは全く念頭に置いておりませんでしたが、ブルームキャピタルさんに各ケースにおけるメリット・デメリットを説明を受けるうちに、一度途中まで試してみて判断しようということで売却プロセスを実施してみたという経緯でした。ここで驚いたのは、「人生設計」をどうするかということを非常に深く議論を重ねる作業をしていただいたことです。ブルームキャピタルの代表の宮崎さんはオーナー企業のM&Aは「オーナーの人生設計の一部」であるという考えを持たれているといつも仰いますが、まさにそのとおりだと考えています。実際にはブルームキャピタルさんには、「まだ売却する意思決定はしていない」と伝えた上でプロセスを開始し、実際に打診をして買収者側とのコミュニケーションをしていく中ではじめて売却意思が芽生えてきたという流れでした。結果、非常によい選択だったと考えています。
Q2 実際にサービス内容はどうでしたでしょうか?どのような強みを感じていただけましたか?
A2 これを言うと笑われてしまうこともあるのですが、正直いって「ここまで細かいのか」という印象をうけました。ブルームキャピタルさんからは「弊社と仕事をするとイライラするフェーズが来るかもしれません」と事前に言われていましたが、その言葉どおり、私もプロセス中はその細かさにイライラするという気持ちが分かるほど「細かすぎる!」という実感はありました。しかし、最後こうして無事にクロージングできてから振り返ると全てのことに意味があったと感じています。細かいというのはそれは言い換えると「緻密」ということであり、「神は細部に宿る」と言われるとおり、細かく事業の分析をした部分こそが、本当にプロの買収者が関心を示すことでもありました。M&Aの仲介会社のやり方もよく理解しているつもりですが、やはりこのような「売却型アドバイザリー」でないと、法的な立ち位置としても技術力的にもここまでこちらに寄り添った支援はできないように思います。プロジェクションという事業計画も何度も何度も会議を重ねた上で買収者側に説得力のあるものを作成し、IMという買収者側への説明資料についても、いろいろなアングルで会社の強みをより正しく説明できるように正確な表現を検討したり新たな角度から強みを浮き出して説明できるようにしたりといったことは、大変でしたが良い経験となりました。相当な事前準備を経た上で打診をしましたが、これは私にとってよいだけでなく買収者側が検討しやすいようにという目的もあるようで、このことは後になって本当に価値ある作業だったと感じました。買収者側も調整すべきことが多数あることから、彼らにとって検討しやすい環境を醸成することはM&Aの成功率を大きく高めるというブルームキャピタルさんの考え方は極めて同意できるものだと感じています。このため、検討自体は実際買収者様側も非常にやり易かったのではないでしょうか。
Q3 その他コメント、本案件を通じて考えたこと等をお願いできませんでしょうか?
A3 もしこれを読む人が売却を検討している経営者様であるとすれば、まず一番お伝えしたいことは「売却の成功には売却のプロをアサインすべき」ということです。一例を挙げると、実際に他の方(この方もプロ)から言われていた「弊社の妥当な価値」が、ブルームキャピタルさんの見立てとは相当に異なる水準だったということがありました。ブルームキャピタルさんは弊社の「妥当な価値」としてより高い目線を見ていました。そして、このブルームキャピタルさんが見立てた価格こそが、私が考えている感覚に非常に近く、今になって現状の事業進捗をみてもそれが正しかったと実感しています。まず、一番初めの時点で自社の妥当価格水準を誤って判断してしまうと売却者にとっては非常に大きな損失です。あるM&A会社は純資産+営業利益〇年分が妥当な価値だというような表現をされているとも聞きましたが、ブルームキャピタルさんからみるとその算定方法はほぼ「無意味」とのことで、こういったM&Aを行う上でスタートとなる考え方を誤ると、当然ながら結果が大きく異なってきます。例えば自社の価値が本当は10億円あるにも関わらず、プロが5億円の価値だと誤ったアドバイスをされてしまうと素人である私達売却者は「そんなものなのか」と理解してしまいますよね?実際にブルームキャピタルさんが価値を評価した際には、一言で価格を判断していただいたわけではなく、実際にプロジェクションを組んで、特殊な企業価値評価手法を用いて買収者側が得るベネフィットを考慮してはじめて導き出したものでした。ベンチャー企業の価値評価は様々な要素が影響してくるので、それらを勘案し、きちんとモデルを組んで算定しないことには評価しようがないというブルームキャピタルさんの考え方は納得すべきところがあります。
これはあくまで一つの例ですが、当然、これ以外にも交渉前のフェーズ~交渉フェーズの一つ一つのプロセスにおいて、星の数ほどのアドバイスをうけました。とはいえ、そのアドバイスは、あくまで公平性を第一優先としたものであり買収者側のメリットと両立するアドバイスも多々ありました。私側のみの立場で親身にアドバイスをしていただきつつ、交渉相手のことも考えた上で円滑な取引につなげるという姿勢も、本案件のクロージングに繋がったのだと強く感じています。もしこれからブルームキャピタルさんのアドバイスを受ける方がいたら、「面倒くさいオーダーがたくさんくるが、全て対応していった方がいい」とアドバイスするでしょう(笑)