CapEx(設備投資)

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 Capital Expenditure (CAPEX /CapEx:設備投資)とは、資産価値の増加又は耐用年数の延長を目的とした「資本的支出」を意味します。

 

 CapExの代表例として、建物の増築や用途変更、設備投資等が挙げられ、翌期以降もFCFの創出に寄与する効果があることから、当該支出時に取得原価に参入され減価償却を通じて徐々に費用化されます。

CapExとOpEx

 CapExと共に頻繁に用いられる用語として、「Operating Expenditure (OPEX:OpEx)」がありますが、OpExは建物の補修塗装、機会の修繕等、資産本来の機能維持を目的とする「収益的支出」を意味します。

CapExとDCF法

 М&Aにおける企業価値評価の文脈で論点となるのはCapExの方になります。特にDCF法等のインカムアプローチによる財務分析で注目されます。

 

 財務プロジェクションの将来FCF予測は評価対象の企業又は事業が安定するまで実施されますが、その背景には、予測期間終了時に経営成績や財務状況等が標準化・安定化され、以降は標準的な仮定が置かれています。

 

 したがって、企業価値創出のドライバーの一つであるCapExには一定の配慮が必要になるため、実務上、CapExと同額の償却費(AD:Amortization+Depreciation)が発生すると仮定し、均衡状態にさせるといった対応がなされます。

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